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我武者羅に行こう!



2017年度 理事長 服部 昌平

【はじめに】

 

ふと夜空を見上げると、漆黒の空に満天の星空、心地よくピーンと張り詰めた冷えた空気、そして静寂。大自然の溢れる北海道においても知床の環境は並外れている。その大自然の中で育まれる大地の恵みの数々。そんな奇跡のような環境が私たちの住み暮らすまちである。その素晴らしいまちを、より一層発展させようと、崇高な志を持った青年たちによって斜里青年会議所は創設された。以後60数年の長きに亘り、私たちの先輩諸兄は地域の夢を語り合い、掲げた大きな夢の実現のため日々活動してきた結果、私たちのまちは発展してきた。しかし、多くの日本の地方都市が抱える、過疎化、少子高齢化などの問題は私たちのまちにおいても決して例外ではなく、年々深刻の度合いを増している。斜里青年会議所もこの地域同様、メンバー数の減少、それに伴う活動の萎縮等、大きな岐路に差し掛かっていると言える。今、それぞれの時代のメンバーが60数年間、真剣にこのまちに向き合い夢を語り合ってきたように、崇高で気高い志を持って、私たちが直面している様々な問題に立ち向かっていかなければいけない。

 

〜まちの未来へ〜

「光輝くまちの未来のために」今、何が必要だろうか。地域再興、地方創生を実現するために、少子高齢化、人口減少、財政問題と地域の抱える問題は数多く存在している。私たちの地域も同じような重大な問題を抱えている。先輩諸氏は60数年の長きに亘り、その時々に「今、このまちに必要なのは何か」を真剣に追求し、様々な問題に果敢に取り組み、運動を展開してきた。近年の劇的な社会の価値観の変化、まちを取り巻く様々な変化に、私たちの青年会議所自身も大きく変わっていかなければならない岐路に差し掛かっている。変わるための英知という智慧は日本青年会議所に蓄積されている。情報共有のスピードが以前にも増して強化された青年会議所の強みは全国に広がるネットワークであり、様々な地域の問題に全国の青年会議所が果敢に取り組んでいる。その施策や先進事例についての鮮度の高い情報を最大限活かし、まちが抱える問題にアプローチしていかなければならない。そして、このまちに溢れている恵まれた農林漁業環境、世界遺産に代表される観光資源の数々、そんな素晴らしい豊富な地域の宝が近すぎて見えていない事が多い。もう一度、視座を変え見直してみると、たくさんの埋もれた地域の宝の原石が発掘できる。その原石を地域の宝へと磨き直し、私たちのまちが地域再興のロールモデルとなっていかなければならない。そして、地域は違っても地域再興、地方創生の実現に向かって運動する各地青年会議所と連携することで、地域創生実現へのスピードを加速して行こう。いつの時代も「地域を変えていくのはオレたちだ」そんな気概と誇りを持って、我武者羅に行動することでまちの未来は必ず変えて行ける。

 

〜魅力的なリーダーへの成長〜

 魅力あるまちには必ず魅力的なリーダーがいる。ある先輩が言っていた「まちづくりは人づくり」。間違いなく、人づくりは地域の青年会議所の大きな存在意義のひとつである。そして、魅力的なJAYCEEとなるトレーニングは魅力ある地域のリーダーとなるトレーニングである。青年会議所運動は決して簡単ではない、常に厳しい自律を持った行動を求められ、費やす時間や労力も膨大で、会社や家族の深い理解や協力も必要である。一方で、青年会議所には優れた人材育成プログラムがあり、「不連続の連続」と言われる長きに亘る運動の中で培われた知識や精神は自己成長をしていく最高の機会となる。そして、青年会議所というツールを使いこなすJAYCEEは必ず地域を牽引していく原動力となり、卒業後も地域では必要不可欠なリーダーとなっていくのは、先輩諸氏の活躍を見ても事理明白である。さらに,出向することで日本全国の青年会議所の仲間と出会い、共に運動することでリーダーとしてのポテンシャルを高め、イノベーティブな発想力を高めることができる。地域にイノベーションをもたらすのは、若者、馬鹿者、よそ者と言われている。そんな豪快なリーダーこそが停滞しているまちの現状打破には不可欠だ。人は人でしか磨けない、そして青年会議所運動も決して一人では出来ない、もっとメンバー自身が自己研鑚し、成長するためには、さらに多くの新しい仲間を作っていかなければならない。会員拡大するのは青年会議所運動の根幹であり、メンバーそれぞれが妥協なく取り組んでいかなければならない。「JCしかない」時代から「JCもある」時代になったと揶揄されるが、地域を変えていけるのは今も昔も「JCしかない」のである、メンバーそれぞれが魅力的なJAYCEEへと成長し、多くの人にJCのファンになってもらい、この青年会議所運動を絶やさずに未来へとつないでいかなければならない。そして、40歳までの限られた時間の中で、それぞれのメンバーが仲間との絆を築き、互いに磨き合うことで自己成長した誇り高きJAYCEE達が力を合わせ我武者羅に行動し、まちの未来を創造していかなければいけない。

 

〜青年会議所らしく運動するために〜

 地域から青年会議所運動に対する共感と協力を得ためには、地域に信頼される組織として、規律ある盤石な運営基盤を確立することが必要である。さらに、青年会議所としての品格や誇りを維持するために、規律ある会議運営、伝統的なセレモニーに則った例会運営等、行動規範の徹底やガバナンス強化を推進しなければならない。そして、運動をより円滑に展開し、メンバーの積極的な運動への参画を促すために、少人数の組織だからできる迅速で、正確な情報伝達をしなければならない。さらに、地域に青年会議所運動をより一層浸透させるために、斜里青年会議所が行っている様々な運動や運動の理念を広く発信していかなければいけない。そして、それぞれのメンバーが誇り高きJAYCEEとして青年会議所らしく活動できるように、組織を下支えしていく必要がある。

 

〜結びに〜

 20年後のまちの未来はどうなっているだろう。かつて戦後の子供たちが夢いっぱいに未来を思い描いていたように、今の子供たちにも夢のある未来を思い描いてほしい。まちの大人たちが誇りを持ってまちを語り、夢を語ることで子供たちの未来は明るく照らされる。青年会議所は日々青年たちが夢を語り、我武者羅に行動する団体だ。どんなに困難な道のりでも絶対乗り越えられる、なぜならそこにはいつも仲間がいるから。戦後すぐの青年会議所の創成期からその精神は脈々と受け継がれている。そんな青年達の熱い想いと行動は大きなうねりとなり、いつの日か、まち全体を巻き込み、このまちの未来を必ず変えていく。歩みは決して速くないかもしれない、時には失敗もあるかもしれない。しかし必ず熱い想いに共感した多くの新しい仲間たちが運動に加わり、次の世代へと想いをつないで行ってくれる。そんな明るい未来の入り口にメンバー全員で立っている。我武者羅とは1つの目標に向かって後先考えずに行動する様とある、オレたちにしか出来ない事に覚悟をもって挑んで行こう。

 

2017年

心を一つに未来へ向けて我武者羅に行こう。

「このまちの未来を創るのはオレたちだ!」。



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